最近、産後ケアセンターを舞台にしたドラマで、産後の薄毛や女性型脱毛症をテーマにしたエピソードが放送され、話題を集めた。「空っぽなのは赤ちゃんの哺乳瓶だけではない」という主演級の登場人物のセリフが登場すると、産後の女性たちの間で大きな共感を呼んだ。
実際に、出産後に女性型脱毛症の症状を経験してストレスを受けるケースは数え切れないほど多い。このような産後の薄毛症状は、産後の女性3人に1人が経験すると知られているほど非常によくあることだ。出産後、女性ホルモンであるエストロゲンの数値が急激に減少することで、産後の休止期脱毛症の症状が加速することが原因である。
産後の薄毛は通常、出産後3〜6か月の間に全体の毛髪の30〜40%が抜ける症状から始まる。6か月以降は薄毛が徐々に止まり、1年が経過する頃には正常な状態を回復するのが一般的である。この時期には、薄毛防止シャンプーを使用し、タンパク質を十分に摂取し、ヘア施術は避けるなどの努力が必要だ。
問題は、出産してから1年が過ぎたにもかかわらず、薄毛の症状が続き、正常な毛髪の状態を回復できないケースがしばしば存在するという点だ。外見に敏感な女性の特性上、1年を超えて続く産後の薄毛症状を経験すると、極度の挫折感に陥りがちである。ひどい場合には、うつ症状や強迫症状に悩まされ、正常な社会生活を送ることが難しくなることもある。
したがって、産後の薄毛が出産後1年を過ぎても自然に治癒しない場合は、精密検査および治療を受けることが望ましい。
重要なのは、産後の薄毛を経験する前に予防の観点から施術を検討すべきだという点である。すでに抜け落ちた毛髪を元の状態に戻すことは難しいことだ。したがって、出産前に産後の薄毛を予防できる施術を行い、毛髪の脱落そのものを根本的に最小限に抑えることが重要である。
薄毛に良いとされる方法をすべて試してみたが改善されず満足度が低かった場合、妊娠および出産の計画があり薬物治療やレーザー治療が難しい場合には、ポリ乳酸(PLLA)成分を活用した糸リフティング施術を検討してみることができる。PLLA100%でできた糸を頭皮に注入し、女性型脱毛症を改善する原理だ。
妊娠前にあらかじめPLLA施術を受けると、産後の薄毛を最小限に抑えるのに役立つ。PLLA治療は、PLLA100%の糸を頭皮に直接注入して局所的に作用するため、全身的な副作用の懸念を最小限に抑え、維持期間が長い。特に1〜2年間持続する治療効果により、治療の間隔が広いことが長所である。
従来は、一般的な皮膚リフティングと同じPDO糸が主に使用されていたが、速やかに分解・吸収されるという特性上、2〜3年周期である毛髪の成長周期に比べて刺激の伝達時間が短かった。一方、PLLA糸を用いて頭皮にリフティング施術を適用する場合、機械的な刺激により線維芽細胞が点火され、始動がかかることがポイントだ。また、化学的な刺激である異物反応の誘導によってコラーゲンの新生が促進される。
ユ・ファジョン モディヘアプラント院長は「PLLA施術は頭皮の微細な血液循環を促進し、毛包に活力を与える原理」とし、「まるでエンジンにより多くの酸素を供給する過給機のような役割を、糸が頭皮に伝えるもの」と説明した。続けて「特にPLLA糸は完全に分解されるまでに1〜2年ほどかかるため、長期間にわたり十分な刺激を供給するのに効果的」と付け加えた。
出典 世界ビズ │ 掲載 2020.11.16