Modi Hair Plant
タイプ別の薄毛へのアプローチ
原因とパターンによって治療の優先順位が変わります。
BY TYPE
薄毛はタイプごとにアプローチが異なります
薄毛は一つではありません。原因と進行パターンによって女性型・男性型・休止期性などに分かれ、タイプごとに治療の優先順位や方法が変わります。だからこそ、何をどうするか決める前に、診療でご自身の薄毛がどのタイプなのかを見分けることが重要です。
FEMALE PATTERN
女性型脱毛 — 分け目と頭頂部から
女性の薄毛は大きく二つのパターンで進行します。頭頂部が薄くなる「クリスマスツリー」パターンと、ヘアラインのM字の前部分が後退するパターンです。女性4人に1人が女性型脱毛の素因を持ち、ダイエット・喫煙・多嚢胞性卵巣症候群・鉄欠乏性貧血・甲状腺疾患など原因はさまざまです。こうした原因が一つもなくても、遺伝的素因だけで進行することがあります。
女性型脱毛に完治はありません。遺伝因子を持って生まれたものなので、生涯にわたり少しずつ管理し、これ以上抜けないよう維持することが重要です。そのため、週に一、二時間ずつ受けなければならない治療よりも、根拠があり、自分が一生続けられる方法を選ぶことが大切です。
女性の薄毛は髪だけの問題ではなく、ホルモンと密接に関連します。多嚢胞性卵巣症候群は男性ホルモンの数値を相対的に高め、毛包に作用してアンドロゲン性脱毛を引き起こすことがあります。子宮筋腫そのものが脱毛を招くわけではありませんが、月経量が増えて貧血になり鉄分が不足すると、毛髪に栄養がうまく供給されず脱毛につながることがあります。
- 髪が細くなり量が減る場合、美容上の問題ではなく健康のサインかもしれません。
- 鉄分不足が疑われる場合は、まず貧血検査をお勧めします。
- ピルは種類とホルモンの状態によって脱毛への影響が異なるため、ホルモン数値を定期的に確認します。
分け目が広がり頭頂部が薄く見える萎縮は、移植よりも治療が優先です。毛髪移植は毛包を移すだけで、全体の本数を増やすことはできないからです。採取した毛包幹細胞を頭頂部に注射すると、休止期で細くなっていた毛髪が育ち、毛包の密度と太さが増して、通常3〜6か月で変化が現れます。前部のヘアラインを新しく作るデザインは、女性ヘアラインデザイン移植で別途ご案内します。
MALE PATTERN
男性型脱毛 — 成熟化との見分けがまず先
25歳以降は脱毛遺伝子がなくてもヘアラインが後退し、額が広くなります。生涯にわたって平均2cmほど後退し、両側が少し多めに上がって緩やかなV字型をなしますが、これは男性型脱毛ではなくヘアラインの「成熟化」の過程です。成熟化は通常、元のラインから2cmの範囲を超えずに止まるため、治療は必要ありません。一方、男性型脱毛はこの範囲を超えて着実に後退し、両側がくぼんで中央が突き出た形で進行します。両者は方向が異なるため、診療でまず見分けます。
男性型脱毛は男性全体の半数以上が生涯に一度は経験する、ありふれた疾患です。機序の核心は5α還元酵素で、この酵素が男性ホルモンのテストステロンを、脱毛を引き起こすDHTに変換し、毛包を次第に細くしていきます。フィナステリド・デュタステリドのような5α還元酵素阻害薬は、この変換を防いで男性型脱毛の進行を遅らせ、予防するために用いられます。
男性型脱毛は進行性の疾患であるため、一度の施術で終わりません。毛髪移植は自分の毛包を再配置する手術であり、全体の毛髪数を増やすことはできず、一生のあいだに移植できる量も限られているため、ノーウッド5段階以上の中等度以上は、薬物への反応を十分に見たうえで毛髪を節約し、最も効率的に配置する計画が必要です。頭頂部は薬物だけでも改善する場合が多いため、まず薬を使ってみて必要なときに移植を加える順序が、毛髪を節約する方法です。
TELOGEN
休止期性脱毛 — 一時的で、たいてい回復します
毛髪は、伸びる成長期、止まる退行期、抜けるのを待つ休止期というサイクルを繰り返します。出産、高熱を伴う疾患、大きな手術、急激な体重減少、強いストレスのように体に衝撃が加わると、約2〜3か月後に多くの毛髪が一度に休止期へ移行して全体的に抜けます。これが休止期性脱毛です。特定の部位が薄くなるというより、頭全体の量が減る形で現れます。
原因が一時的であれば、たいてい数か月かけて自然に回復します。ただし貧血・甲状腺疾患・栄養不足のように原因が続く場合は、検査で原因を見つけて是正する必要があります。遺伝的に進行するアンドロゲン性脱毛(女性型・男性型)とは性質が異なりアプローチも違うため、何が原因で抜けているのかをまず確認することが先決です。
急に頭全体が大量に抜ける場合は、自己判断よりも原因の鑑別が先です。診療でタイプを見分けたうえで方向を決めてください。
CONSULT
自分の薄毛タイプ、診断から
治療が先か移植が先か、薬物・注射・移植のどれが合うかは、薄毛のタイプと頭皮の状態によって異なります。正確な診断から始めてください。