若い女性の薄毛・脱毛症の事例が増える中、原因および治療法への関心が高まっている。実際、健康保険審査評価院の発表によると、薄毛・脱毛症治療のために医療機関を訪れた患者10人のうち4人が女性であることが分かった。特に過度なストレスや不規則な生活習慣により、早い年齢で薄毛・脱毛症を経験する若い女性が多い。
女性の薄毛・脱毛症は、頭頂部の毛髪が細くなり、その数が減少するという臨床的特徴を持つ。分け目を中心に発生し、初期には細く弱い産毛が生えながら、少しずつ内側の髪の毛の数が減っていくのが特徴だ。
女性の薄毛・脱毛症を助長する危険要因として、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌低下が挙げられる。エストロゲンが男性ホルモンであるアンドロゲンの機能を抑制していたが、何らかの原因で体内のホルモンバランスが崩れて薄毛・脱毛症を助長する。このほか、ワンフードダイエットなどによる栄養の偏り、激しいストレス、飲酒なども女性の薄毛・脱毛症の原因として指摘されている。頻繁なパーマやカラーリングなども毛髪の健康を悪化させる原因に挙げられる。
専門家らは、この中でも極端な体重減少が最も悪影響を及ぼす要素だと強調する。毛包に位置する基質細胞は1~3本の毛根を成長させるが、この際に主要なミネラルやタンパク質、必須脂肪酸、ビタミンBなどが必要となる。もし過度に食事を制限すると、栄養の偏りによって毛包の機能が低下することがある。これにより毛髪が細くなり、毛髪の生成周期まで短くなって薄毛・脱毛症につながるのだ。
また、ストレスに悩まされると交感神経の興奮状態が続き、自律神経系のバランスが崩れ、さらに頭皮の筋肉および血管の収縮を助長する。それだけでなく、ストレスホルモンであるコルチゾールを分泌することで、頭皮への栄養供給および血液循環が難しくなり、毛根の成長が低下することがある。
妊娠および出産もまた、若い女性の薄毛・脱毛症を助長する問題だ。産後脱毛症と呼ばれ、通常は出産後3~6か月の間に全体の毛髪の30~40%が抜ける症状が特徴だ。6か月以降に薄毛・脱毛症が徐々に止まり、1年が経過すると正常な状態を回復するが、まれに1年が過ぎても薄毛・脱毛症の症状が続くこともある。出産後に女性ホルモンであるエストロゲンの数値が急激に減少することで、産後休止期脱毛症の症状が長期にわたって現れるためだ。
外見に敏感な女性の場合、薄毛・脱毛症による精神的なショックが非常に大きくならざるを得ず、薄毛・脱毛症の症状が続くと、対人回避やうつなどにより正常な日常生活を営むことが難しくなる。さらに、薄毛・脱毛症を経験しているという現実そのものを恥ずかしく思い、検証されていない民間療法を試みることもある。これはかえって薄毛・脱毛症を助長する副作用の原因となることがあるため、皮膚科に来院して精密診断およびオーダーメイド治療を受けることが望ましい。
薄毛・脱毛症がひどくない場合は、薬物治療およびレーザー治療などで改善が期待できる。ただし、状態がやや悪化した場合は、ポリ乳酸(PLLA)成分を活用した糸リフティング施術を検討することができる。PLLA100%でできた糸を頭皮に注入して女性型の薄毛・脱毛症を改善する原理だ。
ユ・ファジョン モディヘアプラント医院院長は「PLLA治療は、PLLA100%の糸を頭皮に直接注入して局所的にケア効果をもたらす方法」とし、「全身の副作用への懸念を最小限に抑え、維持期間が長く、1~2年の間治療効果が持続するのが特徴」と述べた。
続けて「何よりもPLLA施術は、頭皮の微細な血液循環を促進して毛包に活力を与える原理で、完全に分解されるのに1~2年ほどかかるため、再施術の手間をある程度軽減できる」と付け加えた。
出典 世界ビズ │ 掲載 2021.02.15