
頭頂部の薄毛は、髪が一度に抜けるというよりも、既存の毛髪が次第に細くなって地肌が透けて見える形で始まる場合が多くあります。
このように頭頂部に細くなった毛髪が残っている場合には、キュアジェットを用いた非手術的治療を検討することができます。
ただし、すでに毛包が失われて空いている部位まで同じ方法で治療できるわけではないため、現在の頭頂部の毛髪の状態を確認することが重要です。
今回は、キュアジェット薄毛治療が頭頂部の薄毛にどのように適用されるのか、どのような場合に治療を検討できるのかを見ていきます。
頭頂部の薄毛では、なぜ地肌が透けて見えるのでしょうか?
頭頂部の薄毛が進行すると、最初に現れる変化の一つが毛髪の太さです。
薄毛が始まったからといって、最初から髪がすべて抜けるわけではありません。
これまで生えていた毛髪が次第に細くなり、
毛髪の成長期が短くなることで
全体的な密度が減少し、地肌が透けて見えるようになります。
特に頭頂部は自分で確認しにくい部位であるため、薄毛がある程度進行してから気づく場合も多くあります。
次のような変化がある場合は、頭頂部の毛髪の状態を確認してみることをおすすめします。
- 以前より頭頂部が明るく見える場合
- 分け目周辺の地肌の露出が増えた場合
- 頭頂部の毛髪が以前より細くなった場合
- 洗髪後や乾かした後に地肌がより見えやすくなる場合
- 頭頂部のボリュームが簡単につぶれてしまう場合
この際、単に抜ける毛髪の本数だけを確認するのではなく、既存の毛髪の太さと密度、毛包が残っているかどうかをあわせて確認する必要があります。
キュアジェットは頭頂部の薄毛にどのように適用するのでしょうか?
キュアジェットは、頭頂部の薄毛部位に幹細胞培養液を直接届ける方式の治療です。
モディヘアプラントでは、患者様の毛髪と頭皮の状態を確認したうえで、必要な部位にキュアジェット治療を行います。
頭頂部の薄毛の場合、すでに毛髪が完全になくなった状態よりも、
既存の毛髪は残っているものの
毛髪が細くなり
頭頂部の密度が減少した場合に
治療を検討することができます。
つまりキュアジェットは、単に地肌が空いて見える程度だけを見て決めるのではなく、現在の毛包と毛髪の状態を確認したうえで適用の可否を判断することが重要です。
頭頂部の薄毛なら、すべてキュアジェットを受けるべきでしょうか?

そうではありません。
頭頂部の薄毛であっても、薄毛の進行度合いや毛包の状態によって治療方法が変わることがあります。
細くなった毛髪と頭皮の状態であれば、キュアジェットによる幹細胞治療が役立つ場合がありますが、
一方で、薄毛が長期間進行して毛包が失われ、実際に空いている部位が広い場合には、毛髪移植を検討する必要がある場合もあります。
したがって
細くなった既存の毛髪が残っている場合 → キュアジェットによる毛包幹細胞治療のような治療を検討
毛包が失われて空いている場合 → 毛髪移植を検討
もちろん、毛髪移植手術と毛包幹細胞治療、薬物治療を併せて行うことで、それぞれの治療が互いに補完的に作用するように計画することもあります。
このように、現在の状態に合わせて治療の方向性を決定していきます。
頭頂部の薄毛に毛髪移植とキュアジェットを併用することもあるのでしょうか?

はい、モディの頭頂部の薄毛の患者様の多くは、毛髪移植手術と毛包幹細胞治療、薬物治療を併せて行うことで、それぞれの治療が互いに補完的に作用するように計画することもあります。
頭頂部全体が同じ状態の患者様ばかりではありません。
ある部位は毛包が失われて空いており、
その周辺には細くなった既存の毛髪が残っていることもあります。
このような場合には、空いている部位には毛髪移植を、既存の毛髪が残っている部位には治療を、それぞれ併せて検討することができます。
毛髪移植は新しい毛包を必要な部位に移植する治療であり、
キュアジェットは既存の毛髪が残っている部位の状態を考慮して行う治療であるため、治療の目的が異なります。
したがって、二つの治療のどちらかが無条件に優れた方法であるというよりも、現在の薄毛の状態に応じて必要な治療を見極めることが重要です。
頭頂部の薄毛、治療前に確認すべきことは?

幹細胞治療前

幹細胞治療後1年1か月経過
*毛包幹細胞治療をキュアジェットで管理された、頭頂部の薄毛で分け目が広くなった40代女性の実際の患者様の症例です。薬物の伝達は治療の一部であり、結果は複数の治療が総合的に作用して現れます。個人差がある場合があります。
頭頂部の薄毛治療を決める前には、次のような点を確認する必要があります。
- 頭頂部の現在の毛髪密度
- 既存の毛髪の太さ
- 細くなった毛髪が残っているか
- 毛包が失われた部位の範囲
- 薄毛が現在も進行しているか
- 毛髪移植が必要な程度であるか
特に頭頂部は、照明や髪の向きによっても地肌の見える程度が変わることがあります。
したがって、写真だけを見て治療方法を決めるのではなく、実際の毛髪と頭皮の状態を確認したうえで治療計画を立てることが重要です。
このような頭頂部の薄毛であれば、相談を検討してみることができます。

*モディにご来院された30代女性の患者様の頭頂部の薄毛の状態
- 頭頂部の毛髪が次第に細くなっている場合
- 頭頂部の地肌が以前より多く見える場合
- まだ既存の毛髪が残っている場合
- 薬物治療だけで十分かどうか悩んでいる場合
- 毛髪移植が必要な状態かどうかを見極めたい場合
反対に、すでに毛包が失われて完全に空いている部位が多い場合は、キュアジェットのみで解決するのではなく、毛髪移植など他の治療方法も併せて検討する必要があります。
頭頂部の薄毛で重要なのは、毛包が残っているかを確認することです。

頭頂部の薄毛は、単に髪が抜けるという問題だけでなく、既存の毛髪が細くなる過程が併せて現れる場合が多くあります。
したがって、地肌が透けて見えるからといって、すべてに同じ治療を適用することは適切ではありません。
細くなった既存の毛髪が残っていればキュアジェットのような非手術的治療を検討することができ、すでに毛包が失われて空いている部位があれば毛髪移植を検討することができます。
結局のところ重要なのは、頭頂部の現在の状態を正確に確認し、残っている毛包と薄毛の進行度合いに合わせて治療方法を決定することです。
モディヘアプラントでは、頭頂部の毛髪の太さと密度、頭皮の状態などを確認したうえで、お一人おひとりの状態に合った治療の方向性をご相談しております。

※ 治療方法や経過には個人差がある場合があり、キュアジェット治療の適用の可否は医療スタッフとの相談を通じてご確認ください。
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参考資料
- Bekkers VZ, Bik L, van Huijstee JC, Wolkerstorfer A, Prens EP, van Doorn MBA. Efficacy and safety of needle-free jet injector-assisted intralesional treatments in dermatology — a systematic review. Drug Deliv Transl Res. 2023;13(6):1584–1599. doi:10.1007/s13346-023-01295-x (PubMed)
上記の論文は、皮膚科領域におけるニードルフリー(needle-free)ジェットインジェクターを用いた薬物伝達の有効性と安全性を整理した系統的文献レビューです。キュアジェット自体が薄毛を治療する機器ではなく、薬物伝達方法の一つとして活用されます。
本記事は、モディヘアプラントクリニックが医療情報提供を目的として医療法を遵守して自ら作成し、医療スタッフが監修しました。すべての薄毛治療は、患者様個人の頭皮の状態、薄毛の原因、体質および健康状態によって治療効果や経過に差が生じる場合があり、一時的な刺激や赤みなどの反応が現れることがあるため、施術前には必ず専門の医療スタッフと十分に相談したうえでご決定ください。